【ソウル聯合ニュース】シャープ韓米連合軍司令官(在韓米軍司令官兼務)は20日、「戦術核兵器を朝鮮半島に再配備する必要はない」との考えを示した。
 シャープ司令官の離任を前に陸軍協会が主催した講演会で、北朝鮮核問題が解決されるまで戦術核を朝鮮半島に再配備する必要はないかとの質問に答えたもの。米国は韓国に「拡大抑止」を提供しており、世界の資産で十分に北朝鮮の核攻撃や核能力を抑止することができると確信していると述べた。
 シャープ司令官は、北朝鮮の「テポドン」ミサイル発射、核実験、韓国哨戒艦沈没事件、延坪島砲撃事件など、赴任期間中に多くの困難と挑戦課題があったが、軍の強化と韓米同盟・韓米関係発展の契機になったと振り返った。金正日(キム・ジョンイル)政権は望むものを得るため挑発のレベルを上げてくるだろうが、韓米同盟は万般の準備をしていると強調した。
 シャープ司令官は来月14日に離任式を終え帰国し9月に退役する予定。この日は韓国で37年間の軍生活を終えるシャープ司令官に陸軍協会から感謝の記念品が贈呈された。

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