関税庁は6日、人肉カプセルの密輸入が初めて摘発された昨年8月から現在までに、携帯品から29件(1万1430錠)、国際郵便物から6件(6021錠)摘発されたと発表した。
主な生産地は中国・吉林省の延吉が14件、吉林が5件、山東省の青島が4件などだった。
色やにおいで識別できないよう生薬など植物性の物質を混合したり、医薬品の包装の中身だけを人肉カプセルにすげ替えるなど、密輸の手法も巧妙化している。
関税庁は人肉カプセルにスーパー細菌など人体に致命的な影響を与える物質が含まれていることを確認したとして、国民の健康を守るため密輸入を取り締まる方針を決定した。
中国からの旅行者の携帯品のほか、郵便物として搬入される成分表が未詳の医薬品(カプセルと粉末)は全量開封検査する。また、包装に医薬品と表記された物品も内容物の確認を強化する。
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