【北京聯合ニュース】韓国が東シナ海の自国の大陸棚延長を推進していることと関連し、中国外務省の劉為民報道官は6日、「東シナ海の大陸棚についての中国の主張は明確で一貫しており、韓国側もそのことを分かっているはずだ」と述べた。
 劉報道官の発言は、韓国が確保しようとする大陸棚が中国の主張する大陸棚と重なっているため、韓国側の主張をそのまま受け入れることはできないことを遠回しに示したとされる。劉報道官は、話し合いを通じた妥当な方法で問題を解決しようと呼びかけた。
 韓国政府筋は同日、済州島南方沖の東シナ海の大陸棚が沖縄近海まで延びたとする内容の公式見解を今年中に国連に正式提出すると明らかにした。
 韓国が延長を主張する大陸棚は200カイリを超える済州島南方の韓日共同開発区域内の水域で、同水域は韓日中がそれぞれ自国のものと主張する大陸棚の境界が重複している。同大陸棚には天然ガスや石油など豊富な資源があるとされているため、韓国政府が正式に国連に見解を提出すれば、3国間の資源獲得争いが表面化することも懸念される。

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