【ソウル聯合ニュース】ソウルの日本大使館に火炎瓶を投げつけ、建造物放火未遂罪などで起訴され一審で懲役10か月の実刑判決を受けた30代の中国人の男に対する善処を求める嘆願書を、第二次世界大戦の犠牲者遺族らが裁判所に提出していたことが分かった。
 「太平洋戦争犠牲者遺族会」は16日、男の控訴審が行われるソウル高裁に対し、「(被告は)犠牲者遺族であり被害者。一審判決は力のない犠牲者に対し過酷過ぎる」として善処を求めた。
 男は、自分の祖母が旧日本軍の従軍慰安婦にされたほか、曾祖父が日本の植民地時代に独立運動を行い、拷問の後遺症のために死亡したなどと供述していた。

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