【ソウル聯合ニュース】韓国の出生率が2年連続で上昇した。また、母親の平均出産年齢は過去最高を更新した。
 統計庁は23日、昨年の出生児数は47万1265人で、前年比0.2%増加したと明らかにした。一人の女性が生涯に産む子どもの平均数を意味する合計特殊出生率は1.244だった。
 出生率は、世界的な金融危機のあおりで2008年には1.192と下落に転じ、2009年は1.149とさらに落ち込んだが、2010年には1.226と持ち直し、昨年も上昇を続けた。
 統計庁の人口動向課は、金融危機のため結婚や出産を先送りする傾向が次第に薄れたこと、出産の中心となる年齢層に人口が多い1979~1983年生まれが含まれていることが出生率を押し上げたと説明している。
 一方、平均出産年齢は31.44歳で0.18歳上がった。出産年齢は毎年上昇を続けているが、昨年もこの傾向が続き、過去最高を記録した。出生児数の65.0%を30歳以上の女性が産んでいる。
 出産年齢の上昇などに伴い、早産児(37週未満で産まれた子ども)や多胎児(双子や三つ子など)も増えている。
 昨年に産まれた早産児は2万8097人で、出生児全体に占める割合は前年より0.2ポイント上昇し6.0%となった。早産児を出産した女性の平均年齢は、全体平均より0.6歳ほど高い32.05歳だった。
 多胎児数は1万3852人で、全体に占める割合は0.2ポイント上がり2.94%となった。多胎児数の割合は2003年に2.0%を超えて以来、上昇を続けている。
 また、昨年に産まれた第3子以上の子どもは5万1600人(第3子4万5400人、第4子以上6200人)で、全体の11%を占めた。割合は、ここ30年間で最も低かった1991年(6.8%)に比べ2倍近くになった。

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