【ソウル聯合ニュース】国連世界食糧計画(WFP)と国連食糧農業機関(FAO)は9日に発表した報告書で、北朝鮮住民の3人に1人が栄養失調だと明らかにした。米国営放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)が10日、報じた。
 報告書によると、2010年から2012年までの平均を出した結果、北朝鮮の人口の32%に当たる800万人が栄養失調の状態にある。
 北朝鮮の人口に占める栄養失調住民の割合は、1992年の25.4%から2001年は37.0%、2009年は39.7%と増加し続けたが、2012年は32.0%に減少した。
 報告書は、1990年から2012年まで北朝鮮で栄養失調状態に陥った住民の数が50.5%増加し、開発途上国92カ国のうち18番目に増加率が高いと説明した。増加率が最も高い国はイラクで335%に上る。減少率が最も高い国はガーナ(87.0%減少)だった。
 FAOによると、世界で栄養失調状態にある人の数は1990年に9億8000万人だったが、2012年は8億5200万人に減少した。

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