【ソウル聯合ニュース】日本で爆発的に普及した人気の無料通話アプリケーション「LINE(ライン)」が米国と中国に本格的に進出する。
 「LINE」を運営する韓国ネットサービス大手のNHNは、英語や中国語でのサービス提供にとどまらず、現地の移動通信社と手を結び、本格的に加入者獲得に乗り出す計画だ。
 業界によると、同社は11日から中華圏のモバイルアプリケーションサービス事業に関連し、新たに社員採用を始めたという。主要業務はモバイルアプリケーションサービス事業の開発と拡大。採用対象は中国語能力上級者で関連業務の経験者。
 同社は中国での事業展開に必要な人材を確保し、「本格的なマーケティングを準備中だ」と説明した。
 「LINE」はすでに台湾と香港で高い人気となっている。中国本土でも積極的に加入者獲得を進め一定の水準以上の加入者を確保すれば、日本のように成功できるものと期待している。
 今年下半期からは米国で市場調査を進めており、本格的な進出を目前にしている。
 現在「LINE」の加入者数は6300万人で、日本と東南アジアの加入者が大部分を占める。
 業界では米国と中国への進出について、市場の大きさから収益性の改善を見込んだためとみている。
 同社関係者も「本当の意味でグローバルプラットフォームとして確立するため、さらに大きい市場に進出することが必要だと判断した」と、中国と米国市場進出の理由を説明した。

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