朴氏は旧日本軍の従軍慰安婦問題について、「いかなる場合でも合理化できない。日本と韓国は民主主義や人権のような価値を共有する国なので、日本の賢明な指導者はよく考えてほしい」と促した。
元慰安婦が80代半ばの高齢であることを指摘し、「歴史との和解はいつまでも待つことはできない。(今が)歴史と和解する最後の機会ではないかということも考えてほしい」と語った。
韓日自由貿易協定(FTA)=日本側名称:日韓経済連携協定(EPA)=に対しては、「新たな成長エンジンが必要な時期だ。FTAは両国の経済関係を一段階高める契機になる」との考えを示した。中国を含む3カ国が経済協力を発展させ、東アジアの共同市場構築を目指す必要があると主張した。
朝鮮半島政策については、「北朝鮮の挑発に対しては自衛権の範囲内で、可能な手段をすべて講じる」との方針を示した。
一方、中国新指導部との関係について、「韓中は協力的な関係を築いてきたため、これからも関係は継続される。新たなリーダーシップの下で、(両国関係を)アップグレードしなければならない」と意欲を示した。
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