船員らはケニアで健康診断を受け、5日午前に帰国する予定。同部は船員らが帰国後、健康診断や治療で入院しても賃金が滞りなく支払われるよう措置を取る方針だ。
海外で就業する船員に対する韓国の災害補償規定によると、船舶所有者は負傷または病気で船員が治療を受ける場合、最初の4か月間は通常賃金の100%を、それ以降は70%を補償することになっている。シンガポールの船会社は補償の意向を示しているという。
国土海洋部は併せて、外国籍の船舶にもシタデル(船内の緊急用避難区画)設置を義務付けるよう国際海事機関(IMO)に提案するほか、韓国人船員が乗船する外国船舶に対するモニタリングを強化する方針だ。韓国の船舶については、シタデル設置を義務付ける改正法が先月に成立している。
海賊被害が多発するアデン湾を今年通過した450隻の船舶のうち、韓国人船員が乗船した外国船舶は43隻と集計された。また、昨年1年間に外国船舶に乗船した韓国人は3577人だった。
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