ユネスコは5日、フランス・パリの本部で開かれた無形遺産委員会で、韓国政府が申請していたアリランの無形文化遺産への登録を確定した。
これで韓国の無形文化遺産登録は計15件となった。ほかに、宗廟祭礼・宗廟祭礼音楽、パンソリ、江陵端午祭などがある。
ユネスコはパンソリについて、特定地域にとどまらず、多くの共同体で世代を超えさまざまな形で伝承されてきた点に注目した。韓国政府が無形遺産保護のための法制度を備え、登録に向けた活動に学者や研究者らが幅広く参加したことも高く評価した。
韓国政府は2009年8月、アリランのふるさとである江原道旌善郡の「旌善アリラン」を登録申請リストに挙げたが、国別の件数制限により審査対象から除外された。その後、北朝鮮と共同で朝鮮半島全地域のアリランの登録を目指すも、結局今年6月に韓国政府が単独で「アリラン」の登録申請書を提出した。
韓国文化財庁は「登録を機に、各地域のアリラン伝承を活性化する方策を定め、施行する計画」と話した。具体的には、アリランの▼国家無形文化遺産指定▼アーカイブ構築▼常設・企画展示▼国内外での定期公演▼学術調査・研究支援――などを推進する計画だ。
Copyright 2012(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0