あいさつする額賀福志郎元財務相=9日、東京(聯合ニュース)
あいさつする額賀福志郎元財務相=9日、東京(聯合ニュース)
【東京聯合ニュース】在日本大韓民国民団(民団)の新年会が9日、東京都内のホテルで開かれ、年末の総選挙で与党に返り咲いた自民党が3年ぶりに公式代表団を送った。
 自民党からは額賀福志郎元財務相(日韓議員連盟幹事長)ら9人の国会議員が出席した。自民党議員は昨年と一昨年の新年会に個人資格で数人が出席したが、党代表団の出席はなかった。
 額賀氏は今月4日に安倍晋三首相の特使として韓国を訪れ、朴槿恵(パク・クンヘ)次期大統領とソウルで会談している。新年会のあいさつでは、両国の国民交流は政治より10年先んじて行われているとした上で、「政治が国民の意志を妨げないよう、確かなリーダーシップを発揮しなければならない」と述べた。
 自民党と連立政権を組む公明党からは山口那津男代表ら12人が出席した。山口代表や民主党、共産党の出席者はあいさつで、在日韓国人に対する地方参政権付与に向けて協力する意向を示した。
 韓国からは韓日議員連盟会長を務める与党セヌリ党の黄祐呂(ファン・ウヨ)代表や最大野党・民主統合党の姜昌一(カン・チャンイル)議員らが出席した。
 民団は新年会の壇上正面に太極旗(韓国国旗)、民団旗と共に日本国旗を掲げた。民団中央本部の公式行事で日本国旗を掲げたのは初めて。
 民団関係者は「昨年の民団綱領改定で定めた『日本の地域社会の発展に貢献する』という意志を明確にするため太極旗と共に日本国旗を掲げることにした」と説明した。

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