【世宗聯合ニュース】韓国統計庁が26日に発表した統計によると、昨年の出生児数は前年比2.8%増の48万4300人と集計された。増加は3年連続。
 一人の女性が一生に産む子どもの平均数を示す合計特殊出生率は1.30で3年連続上昇し、「超少子化」からの脱却を目前にしている。
 韓国の合計特殊出生率は、2001年に超少子化の基準となる1.30に低下し、2005年には1.08で最低を記録。2008年は1.19、2011年は1.24と徐々に回復している。統計庁によると、合計特殊出生率が1.30以下の状態が45年間続くと、総人口が半分以下に落ち込むという。
 女児100人に対する男児の出生数を示す性比は105.7で、前年と変わらなかった。103~107が正常値とされる。特に、10年前には140を超えていた第3子の性比も下落を続け、昨年は109.2となった。男児を望む傾向が薄れ、制度的に産み分けが難しくなったためとみられる。
 出生児のうち、第1子は24万6700人で前年比3.0%、第2子は18万5100人で同3.2%、それぞれ増加したが、第3子は5万1600人で同1.2%減少した。
 昨年に出産した母親の平均年齢は31.63歳で、前年に比べ0.18歳上昇した。第1子を出産した母親の平均年齢は2010年(30.1歳)に初めて30歳を超え、昨年は30.48歳に上昇した。
 一方、昨年の死亡者数は前年比3.8%増の26万7300人と、1983年以降で最も多くなった。高齢化により70歳以上の死亡者数が前年比8.1%増加した。
 出生児数から死亡者数を引いた自然増加数は21万7000人で、前年に比べ3000人増えた。
 昨年の離婚件数は11万4300件で前年と同水準だった。また、婚姻件数は32万7100件で前年比2.0%減少した。 

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