キム・ヨナは試合後の記者会見で「百パーセントを出し切ったのでいい点数が出ると期待したが、これほど高い点数が出るとは予想しなかった」と感激した様子を見せた。今シーズンはジャンプが安定しているとの評価については、「ジャンプが楽になった気がする。負担なくジャンプを跳べるようになり、技術的に安定した気がしてミスが減ったようだ」と説明した。
2014年のソチ冬季五輪に向けては、「いい結果が出るといいが、そのようなことに負担を感じるとストレスになる。最善は尽くすが心を軽くしたい」と述べた。以下は一問一答。
――感想は。
「久しぶりに大きな大会で試合をした。ショートプログラムとは違って、フリーではウォーミングアップの時に緊張した。だが、最終組の6番目を待ちながら心を安定させることができた。ショートとフリーともクリーンに(ミスをせずに)滑れて気分がいい」
――世界選手権を良い成績で終えたが。
「2007年から世界選手権に出場した。世界選手権ではいい記憶も悪い記憶もある。今回が私には最後の世界選手権となるが、いい結果で終えることができてうれしい」
――復帰した時に負担はなかったか。
「試合に臨む心構えは五輪シーズンや五輪シーズン前より重くなかった。負担を感じず、結果にこだわらないよう心を引き締めた。練習は厳しかったが、以前より心が重くない状態で準備することができた。その差があったと思う」
――高得点を予想したのか。
「フリーで私にできる最善の努力をしたし、実戦で百パーセントを出し切ったのでいい点数が出ると期待したが、これほど高い点数が出るとは予想しなかった」
――五輪はどう予想しているのか。
「復帰した後、練習や試合で負担を減らそうと考えた。最大の努力をし、実戦でも最善を尽くしていい結果が出るといいが、そのようなことに負担を感じるとストレスになる。最善は尽くすが心を軽くしたい」
――約20か月ぶりの復帰戦で2位との点数の差が大きい。ソチ五輪ではどうなると思うか。
「点数は基準や審判によって違うので分からない。ソチ五輪まで私だけでなく、ほかの選手も頑張ると思うので、その日のコンディションや心理状態で結果が決まると思う。私が1位になるとは確信できない」
――フリーでミスをしなかった感想は。
「デビューしてからフリーをクリーンに滑れたことは多くない。国内(韓国)の総合選手権大会でフリーをクリーンに滑れたことで自信を得た。体力的な問題もあってフリーはクリーンに滑るのが難しいが、これから自信を持つのに役立つと思う」
――ジャンプが安定的に向上した秘訣(ひけつ)は。
「今シーズンはジャンプが楽になった気がする。ミスが減った。音楽の中で負担なくジャンプを跳べるようになり、技術的に安定した気がしてミスが減ったようだ」
――世界選手権の表彰台に立った気分は。
「2007年から出場してきた。ブランクもあったが、久しぶりの世界選手権で、そして最後となる世界選手権で二つのプログラムをクリーンに滑って1位になり一層うれしい。思い出に残る一番うれしい世界選手権になりそうだ」
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