中国のサーバーを経由しサイバー攻撃を行う手法から、今回も北朝鮮の仕業である可能性が高いとみられる。
放送通信委員会、警察庁、韓国インターネット振興院などからなる合同対応チームは同日の会見で、「農協銀行のシステムを分析した結果、中国IPがワクチンソフトウェア(SW)配布管理サーバーに接続し、不正プログラムを送り込んだことを確認した」と発表した。
被害を受けた機関に対する攻撃主体は同一組織だという。現在まで主要放送局と金融機関のコンピューターとサーバー3万2000台余りが被害を受けたと集計された。
合同対応チームは不正プログラムに対する追加分析を通じ、攻撃主体の把握を急いでいる。被害機関の復旧には少なくとも4~5日がかかるという。
今回の問題ついて、青瓦台(大統領府)高官は「北朝鮮の仕業である可能性が高いとみて、あらゆる可能性を綿密に追跡・分析している」と話した。
韓国では20日午後2時から2時20分ごろにかけ、KBS、MBC、YTNの順に10分間隔で、社内のコンピューターやイントラネットが一斉にダウン。それぞれ復旧に総力を挙げているものの、21日午前現在も復旧していない。
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