石碑の実物を拓本した高解像度の資料が公開されるのは今回が初めてで、国内での研究に大きく役立つと期待される。
中国は同石碑の拓本写真を今年1月に公開したが、解像度が低く、文字の正確な判読が難しかった。中国の学界はこの石碑について、広開土大王の息子の長寿王が建立したものだとする暫定結論を出している。
石碑の研究に加わった吉林省社会科学院の張福有副院長は昨日、中国国内で発表した報告書で、石碑から判読した「丁卯歳刊石」という5文字を根拠に、「丁卯年」の427年(長寿王15年)に建立されたとの見解を示した。中国は来月1日から、集安市博物館で石碑の実物を一般公開するという。
韓国ハンバッ大学の孔錫亀(コン・ソック)教授は「現在さまざまな種類の拓本があるが、石碑の実物が公開されればもう少しはっきりと書体などを確認できる。実物と拓本の文字を照らし合わせる作業が必要だ」と話している。
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