来韓した中国人観光客(資料写真)=(聯合ニュース)
来韓した中国人観光客(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の観光知識情報システムなどによると、1~3月に韓国を訪れた中国人観光客数が前年同期比71%増の50万363人となり、過去最多を更新した。経済成長で所得水準が向上し、初めての海外旅行先として近くて韓流ブームなどでなじみのある韓国を選ぶ中国人が増えたためと分析される。
 一方、1~3月期の日本人観光客数は前年同期の87万6990人より約20万人減少した68万8482人となった。円安や外交摩擦、北朝鮮問題などが影響したとみられる。
 1~3月期の入国者数は中国人が72万2548人と、日本人の71万2527人を超えた。たが、就職や留学などの目的で来韓した中国人が多く、観光客数では日本人の方が多い。中国人観光客は増加傾向にあるのに対し、日本人は減少しており、近く中国人が日本人を上回る見通しだ。
 中国人観光客の急増により、株式市場に上場するカジノ運営会社の株価も上がっている。19日時点の江原ランド、GKL、パラダイス3社の時価総額は計7兆1503億ウォン(約6353億円)となっており、1年前(昨年4月17日時点)に比べ4兆3591億ウォン増えた。有価証券市場で江原ランドの時価総額ランキングは昨年の50位から34位、GKLは126位から101位に上昇した。店頭株式市場コスダックでパラダイスは14位から2位に急上昇した。

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