北朝鮮は戦争をちらつかせながら挑発や威嚇を続けているが、キング氏は米国の人道支援政策の原則について、「支援の必要性があるのかや他国の需要はどうなのか、配分の監視ができるのかなどが条件になる」と述べた上で、「北朝鮮から要請があれば間違いなく検討する」と強調した。
キング氏の発言は人道的支援と政治とを分離する「原則論」を確認したもの。北朝鮮が今回の挑発を始めてから米高官が対北朝鮮支援の可能性に初めて言及したため、何らかの背景があるとの観測が出ている。
また今回の発言は、ケリー米国務長官が北朝鮮との対話について何度も言及した直後に行われたため北朝鮮側の反応に注目が集まる。
一方、キング氏は中国内の北朝鮮脱出住民(脱北者)の強制送還問題について、中国に圧力を掛け続けていると説明。中朝国境地帯の警備が強化されたため、今年に入り脱北者の数が大きく減ったと説明した。
Copyright 2013(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0