【釜山聯合ニュース】韓国の原発で性能試験の成績証明書が偽造された不良部品が使われた事件で、釜山地検の原発不正捜査班は20日、原発運営会社「韓国水力原子力(韓水原)」本部や同社幹部の自宅など9か所を家宅捜索した。
 検察は韓水原の組織的な不正を究明することに焦点を当てているもようだ。検察は同日午前10時から検事3人と捜査官約60人を動員し、大規模な捜索を行っている。不良部品と関連した書類やパソコンのデータ、会計帳簿などを押収するとみられる。
 一方、検察は不良部品の書類の偽造に加わった容疑(詐欺など)で韓水原の部長ら2人の拘束令状を請求した。2人は部品に問題があるとの報告を受けたが、承認するよう指示した疑いが持たれている。検察は中間管理職がこうした指示を出すことは難しいとみて、上層部の関与などについて調べを進めている。
 また、通常約50日かかる部品の成績証明書の承認が14日で行われた経緯についても調べている。

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