【ソウル聯合ニュース】「無印良品」が韓国市場攻略を一層強化する。
 無印良品を展開する良品計画の韓国法人、MUJIコリアは20日、ソウル・江南地区に韓国初の路面店をオープンし、旗艦店として運営していくと明らかにした。
 同社は韓国のロッテ商事と合弁会社を設立し、衣類と生活雑貨を扱う日本生まれのブランドとして10年前に韓国に進出した。これまでは主にロッテ百貨店やロッテマート内に店舗を構えてきた。
 現在12ある店舗を2017年までに30店舗に増やし、売上高1000億ウォン(約84億6400万円)を目指すとしている。昨年の売上高(273億ウォン)を考慮すると4年以内に約3倍の規模に成長させることになる。
 このため、▼660平方メートル以上の大型店舗に重点▼流通ルートの多角化▼販売品目拡大・地域のニーズに合わせた商品ラインナップ▼地方店舗拡大――などに集中する計画だ。
 ロッテ系列以外の流通企業とも手を結び、年内にはソウル市内の現代百貨店千戸店にも進出する。
 2011年3月の福島原発事故以降、中止していた食品販売も再開し、来年には家電製品も扱う予定。
 来年韓国に進出するとみられるスウェーデン家具大手イケアに対しては、「落ち着いたデザインと地域密着型の商品を武器に戦っていく」と強いライバル心を見せた。
 21日にオープンする江南店は地下鉄江南駅近くに位置し、衣類、家具、生活雑貨など約2400品目を扱う。

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