【マナマ聯合ニュース】韓国の鄭ホン原(チョン・ホンウォン)首相は26日(現地時間)、中東・南アジア4カ国歴訪の最初の訪問地、バーレーンの首都マナマでハリファ首相、ハマド国王と相次ぎ会談し、同国の大型国際プロジェクト参画を目指す韓国企業への支援を要請した。
 鄭首相はハリファ首相との会談で、通商や金融、建設、技術教育、IT(情報技術)、文化など多様な分野にわたる協力策を協議した。会談後、両国が隔年で「経済通商協力委員会」を開催するとの内容を盛り込んだ経済通商協力に関する了解覚書(MOU)などを締結した。また、都市セキュリティーネットワーク構築に向けた指揮統制センター設立に関するMOUも締結した。
 午後にはハマド国王と会談し、両国関係の発展策や朴槿恵(パク・クンヘ)政権が掲げる「朝鮮半島信頼プロセス」(対話や人道支援を通じ南北の信頼構築を目指す政策)などを含めた北東アジア情勢、中東情勢などについて意見を交換。韓国の建設、金融企業の現地進出推進などについて協議した。
 両国が1976年に国交樹立して以降、韓国首脳が同国を訪問するのは初めて。鄭首相は同日夜、2番目の訪問国であるカタールに向かう。

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