【ソウル聯合ニュース】韓国MBCのテレビドキュメンタリーが、韓国内を流通する水産物に対する「放射能の恐怖」を取り上げる。
 4日の「MBCドキュスペシャル」(午後11時15分開始)は「水産物、安全ですか?」と題した番組を放送する。
 番組は福島第1原発から流出する放射能汚染水により水産物に対する韓国国民の不安が高まる中、国内に流通する水産物が安全なのかを検証する。
 制作スタッフが訪問した福島県の相馬港で水揚げされた魚のうち、放射性物質セシウムが1キロ当たり50ベクレル以下のものは日本全国に流通していた。さらに現地工場を取材した結果、同10ベクレル以下の加工食品は特に制限もなく韓国に輸出されていた。
 また、水産物の加工食品に使われている調味料は原産地を確認できなかった。福島県産加工食品の管理に盲点があることも分かった。
 韓国・釜山のある港で制作スタッフが発見した日本産のエイは、ソウルの水産物卸売市場で原産地が書かれた箱が捨てられ、流通している現場が捉えられた。
 番組では、ソウルの主要水産物市場から取り寄せたサバ、タチウオ、イカなど約70種類の水産物について、研究機関に放射能測定を依頼した検査の結果も公開する。

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