朝鮮学校が同会などに損害賠償を求めた訴訟では二審でも原告が勝訴しているが、個人がヘイトスピーチ(憎悪表現)をめぐり訴訟を起こすのは初めてとされる。
李さんによると桜井会長はインターネット上で李さんについて「不逞鮮人」などと差別的な表現を繰り返すなどしたという。李さんは提訴に踏み切った理由について、「個人的にも恐怖を感じるなど被害を受けたが、ヘイトスピーチは日本で暮らす子どもたちの未来をなくすものであり、大人として立ち上がるべきだと思った」と説明した。
大阪高裁は先月8日、京都朝鮮学園が在特会と会員らに対し街宣活動の禁止と損害賠償を求めた訴訟で、半径200メートル以内での街宣禁止と約1200万円の支払いを命じた一審判決を支持、控訴を棄却している。
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