【春川聯合ニュース】韓国北東部の江原道春川市の劇団、社団法人文化プロダクションDOMOが同道の交流事業の一環として、日本の劇団アンゲルスと共に制作した作品「黒い王女メディア」を春川で共同上演する。
 同事業は2014年の江原文化財団公演場常駐団体育成支援事業の一つとして進められる。DOMOは2011年にも「オセロ」を劇団アンゲルスと共同制作・上演している。
 今回の公演では、アンゲルスとDOMOが異なるバージョンで上演するため、一風変わった楽しさを味わうことができると期待される。
 12日にアンゲルスの公演から始まり、13、14の両日にはDOMOの演技を観覧することができる。 
 「黒い王女メディア」はギリシャ悲劇「王女メディア」をモチーフに、オーストラリアの先住民であるアボリジニの作家が2005年に著した作品で、砂漠で育ったアボリジニのメディアが都会で育ったアボリジニの青年ジェイソンと故郷を出て、都会で暮らしていく物語。
 公演に先立ち、11日には春川市のポムネ劇場で「世界市場に跳躍する地域劇団―国際交流事例を基に」というテーマでワークショップが行われ、アンゲルスの岡井直道代表とDOMOのファン・ウンギ代表が進行を務める。
 ファン代表は「劇団アンゲルスとは2006年に初めて会い、日本進出の手助けをしてもらったことから、作品企画のコラボ、招請公演、共同演出はもちろん、俳優とスタッフの交流などを続けている。今年新たに試みる『黒い王女メディア』の共同制作を通じ、一段階発展した作品を披露する」とコメントした。  

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