韓国金融監督院が11日までにまとめた外国人証券投資動向資料によると、日本の投資家は先月、韓国株式市場で4930億ウォン(約510億円)の買い越しだった。
今年1月から3月までは売り越しだったが、4月に550億ウォンの買い越しに転じ、5月が4470億ウォン、6月が5000億ウォン、7月が5620億ウォンと、買い越し額は5000億ウォン前後を維持している。
1~8月の累計は1兆5770億ウォンの買い越しで、2008年のリーマン・ショック後で最高だった2010年の買い越し額(5280億ウォン)を大きく上回っている。今年通年は過去最高を記録するとの見方が出ている。
日本からの資金流入について専門家らは、日本で安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」による量的緩和が続いていることに注目する。低金利の日本で資金を調達し海外の外貨資産に投資する、円キャリー取引が本格化した可能性が高いという。
全般的な景気回復により、リスク資産が選好されていることも要因に挙げられる。日本厚生労働省が主管する世界最大規模の年金基金、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の運用に注目する見方もある。
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