演説では自らが掲げる「朝鮮半島信頼プロセス」(対話や人道支援を通じ南北の信頼構築を目指す政策)を通じた朝鮮半島の平和統一、「北東アジア平和協力構想」(非政治的な分野から協力を重ねる新たな枠組み)などについて国際社会の理解と支持を求める。
朴大統領が国連総会に出席するのは昨年2月の就任後初めて。
北朝鮮核問題など朝鮮半島情勢をめぐり、朴大統領と米国や中国、ロシアなど主要国首脳らとの個別協議の調整も進められているとされる。国連総会には北朝鮮の李洙ヨン(リ・スヨン)外相も出席する予定で、朝鮮半島情勢をめぐる外交戦が活発化しているほか、朴大統領と安倍晋三首相との接触の可能性にも注目が集まる。
23日には気候変動サミットで演説する。気候変動への対応をITや科学技術分野による成長戦略「創造経済」の主要課題と定め、経済の新たな成長エンジンの創出を目指す韓国政府の努力を説明する。
また、訪米に先立ち20~22日にはカナダのハーパー首相の招きで同国を国賓訪問する。ジョンストン総督との会談や夕食会に出席するほか、ハーパー首相との首脳会談では両国の自由貿易協定(FTA)の早期締結に向け意見を交換する。韓国大統領のカナダ訪問は15年ぶりとなる。
Copyright 2014(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0