【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の李京秀(イ・ギョンス)次官補と日本の杉山晋輔外務審議官は12日、ソウルの外交部庁舎で2国間協議を開催し、韓中日の協力問題や韓日間の懸案事項などについて議論した。
 前日開催された韓中日外務次官級協議で首席代表を務めた両氏は、前日に続き3カ国の協力強化の必要性について認識を共にしたほか、外相会談や首脳会談の開催を模索するなど3カ国での協力体制を早期に正常化させることで一致したもようだ。
 また、3カ国協力事業の活性化策についても話し合ったとされる。
 さらに両氏は旧日本軍の慰安婦問題を含む韓日の懸案事項について協議した。
 韓国側は日本が早期に具体的な解決策を提示し慰安婦問題を解決すべきであるという姿勢を強調したものとみられる。
 両国は現在進行中の慰安婦問題を議題とする局長級協議を着実に進めていくとする原則的な立場を確認したもようだ。
 杉山氏は1時間半程度の協議後、記者団に対し、3カ国協力や韓日の懸案について非公式の立場から率直に意見を交わしたと述べたが、踏み込んだ協議内容には触れなかった。
 韓国政府関係者は「3カ国協力や国際問題、韓日の懸案などについて幅広く話し合った」と伝えた。
 韓中日外務次官級協議に出席するため来韓した杉山氏は、12日午後出国する。

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