【光州聯合ニュース】韓国珍島沖で起きた旅客船セウォル号の沈没事故で、乗客を救助せず脱出したとして殺人罪などに問われた同船の船長イ・ジュンソク被告らに対する論告求刑公判が27日、光州地裁であった。検察はイ被告に死刑を求刑し、結審した。 同じく殺人罪などで起訴された1等機関士、2等機関士、機関長に対しては無期懲役を、残り11人に対しては懲役15~30年を求刑した。 検察側は、船長は船の総責任者として乗客が全員避難するまで船舶を降りてはならないという船員法の義務を怠ったとした上で、救助措置や被害を小さくする努力を一切行わなかったと主張した。 また、沈没する可能性や乗客らが船内に待機している状況を認識しながら、乗組員として本来の義務と責任を放棄し、惨事を招いたと指摘。犯罪の性質や船舶における地位と権限、法廷での態度などを勘案し、死刑を求刑したと説明した。 事故は4月16日に黄海の珍島沖で発生し、これまで294人の死亡が確認され、10人が行方不明となっている。 csi@yna.co.kr
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