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大韓航空機引き返し騒動 前副社長が検察に出頭
【ソウル聯合ニュース】大韓航空の趙顕娥(チョ・ヒョンア)前副社長は17日午後、自社機内で乗務員のサービスに激怒し、機内サービスの責任者を降ろして離陸を遅らせた問題について事情聴取を受けるため、ソウル西部地検に出頭した。 趙氏は報道陣による矢継ぎ早の質問に「申し訳ありません」と短く述べただけで、それ以上はうつむいたまま何もコメントしなかった。 趙氏は大韓航空を傘下に持つ韓進グループの趙亮鎬(チョ・ヤンホ)会長の長女。今月5日(米東部時間)、ニューヨークのケネディ国際空港から仁川に向かう大韓航空機が滑走路を移動中、乗務員のナッツの出し方が間違っていると怒り、機体を滑走路から引き返させて責任者を降ろした。航空法と航空保安法違反、威力業務妨害などの疑いで市民団体に告発されている。 検察はひとまず、乗客や乗務員、責任者らが供述した「趙氏が乗務員の肩を押し、責任者の手の甲をマニュアルのケースで突いた」という暴行疑惑の真偽を追及する方針だ。 趙氏は暴行疑惑について、12日に国土交通部による聴取を終えた際に「初めて聞いた」と述べるなど、全面的に否認している。 検察は併せて、航空機が搭乗ゲートに引き返した際、趙氏に威力業務妨害や航空法違反があったかどうかについても調べる。 趙氏は国土交通部の調査で、責任者に降りろと言っただけで引き返すよう指示してはいないと供述しており、実際に責任者が機長に引き返すよう要請したことが分かっているが、これが趙氏の圧力によるものだったとする主張や証言が出ているため、検察は容疑の立証に注力する方針とされる。 また検察は大韓航空関係者が責任者らに対し、うその供述をさせようとしたことについて、趙氏が介入したかどうかについても調べる方針だ。 stomo@yna.co.kr