【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の名誉を毀損(きそん)したとして起訴された産経新聞の加藤達也前ソウル支局長が韓国保守団体のメンバー約10人を暴行や監禁などで告訴した問題で、ソウル瑞草警察署は24日、容疑なしとの意見を付けて送検したことを明らかにした。 加藤氏は11月27日、ソウル中央地裁で開かれた公判後に弁護士と法律事務所所有の車に乗って帰る途中、車を包囲され監禁、脅迫を受けたとして今月1日、保守団体のメンバー約10人を告訴した。 警察関係者は「周辺に警察や取材陣たちが多数いたため、いつでも助けを求められる状況だった」と説明。その上で、「車を囲んだ時間が5分程度にすぎないため、心理的に大きく萎縮するほど監禁されたとみることも難しい」と述べた。 ただ、警察は法律事務所所属の運転士がメンバーらが投げ付けた卵で車が破損したと通報した問題については、3人を財物損壊の疑いで送検した。 加藤氏は8月3日、産経新聞電子版に掲載したコラム記事で、朴大統領が旅客船セウォル号沈没事故当日、元側近のチョン・ユンフェ氏と会っていたとし、緊密な男女関係があるかのように記したとして保守団体から告発された。検察は10月8日、情報通信網法の名誉毀損罪で加藤氏を在宅起訴した。 kimchiboxs@yna.co.kr
Copyright 2014(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0