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冨田被告 韓国警察の調べに問題提起=カメラ事件公判
【仁川聯合ニュース】韓国・仁川で昨年開催されたアジア大会でカメラを盗んだとして略式起訴された元競泳日本代表の冨田尚弥被告(25)の第2回公判が12日、仁川地裁であり、冨田被告の弁護人は当時の韓国警察の取り調べに問題があったとして、あらためて起訴内容を否認した。 弁護人は「被告は初めて韓国警察で調べを受けたショックで、冷静さを失った」と主張。警察官に「(犯行を)認めると日本行きの飛行機に乗れる。否認すると帰れない」などと言われ、身柄を拘束されることを恐れて犯罪容疑を認めたと強調した。 検察側は冨田被告が映っている7~8分の防犯カメラの映像を証拠として新たに提出した。またカメラを盗まれた韓国メディアの写真記者や担当警察官ら4人の証人出廷を申請した。 冨田被告は昨年9月25日、同僚の試合を応援しに行った仁川の競泳会場で韓国メディアのカメラを盗んだとして略式起訴され、罰金100万ウォン(約11万円)を納めた。日本帰国後に記者会見を開き、「見知らぬ人物にカメラをバッグに入れられた」と主張。仁川地裁に正式裁判を申し立てた。先月12日の初公判では「カメラに全く興味がなく、盗む動機がない」として、無罪を主張した。 第3回公判は4月9日に開かれる。検察側が証拠として提出した防犯カメラの映像を再生するなど、証拠調べが行われる。 kimchiboxs@yna.co.kr