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世界水フォーラム 韓国で12日開幕=170カ国参加
【ソウル聯合ニュース】水に関する世界最大級の国際会議「第7回世界水フォーラム」が12~17日、韓国の大邱と慶尚北道で開催される。 世界水フォーラムは3年ごとに開催され、水不足の解消や水資源の管理、水と食糧、水と生態系などさまざまな問題を話し合う。主催側によると、世界170カ国余りから政府や企業、学術関係者、市民ら約3万5000人が参加する見通しだ。 今年は「Water for Our Future」のスローガンの下、▼テーマ▼政治▼地域▼科学技術――の四つのプロセス別に約400のセッションが行われる。 テーマプロセスでは、フォーラムの主要課題を取り上げる。各国政府や研究機関、企業、市民団体の関係者が気候変動や災害、環境と経済活性化を両立させる「グリーン成長」などのテーマについて議論する。 政治プロセスでは、各国の閣僚級、国会議員、地方自治体別に、各国政府が直面する水資源管理をめぐる課題を取り上げる。分野別の議論の成果をまとめた宣言を採択する予定だ。 地域プロセスでは、各地域別の水に関する問題を話し合う。今年は地域ごとに選定した共通課題を議論する地域間セッションも導入され、大陸別に経験とノウハウを共有する。 科学技術プロセスは韓国の提案で新設された。水に関連する科学技術の現状を確認し、最新技術や情報の共有を活性化することで先進国と途上国間の格差解消を目指す。 会期中は水に関する問題を解決した事例を紹介し具体的な解決策を提示する「ウオーターショーケース」、水辺のスラム街や高地の村での水不足や下水処理などを解決するアイデアを競う「ワールドチャレンジ」などの特別プログラムもある。 市民フォーラムや、34カ国から約150機関が参加する「水産業展示会」も開かれる。会場周辺ではK―POPコンサートや映画祭などのイベントも行われる。 ikasumi@yna.co.kr