【ソウル聯合ニュース】ソウル市の公共交通の運賃が、早ければ6月から引き上げられる。 ソウル市都市交通本部は7日、市が市内バスの初乗り運賃を150~200ウォン(16~22円)、地下鉄の初乗り運賃を200~300ウォン値上げする方針を来週発表し、市議会に提出する計画を明らかにした。 ソウル市は市内バスと地下鉄のほか、空港バスやマウルバス(コミュニティーバス)の運賃も引き上げる予定。 また、広域バスの運賃も引き上げる方向で検討しているが、地方自治体との合意が必要なため京畿道や仁川市と話し合いを進めている。 現在、交通カード(ICカード乗車券、大人)を使用した場合、市内バスと地下鉄の初乗り運賃は1050ウォン。 ソウル市は昨年から公共交通料金の引き上げを検討してきたが、否定的な世論を考慮し先延ばしにしてきた。 だが、昨年だけで市内バスの赤字額は2500億ウォン、地下鉄の赤字額は4200億ウォンに達した。 同市は財政難が続く中、これ以上引き上げの時期を先延ばしにできないとしている。 都市交通本部の関係者は「市議会で引き上げ案が通過すれば、6月か遅くとも7月から運賃が引き上げられる」と説明した。 sjp@yna.co.kr
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