セウォル号船長ら船員に対する控訴審裁判結審公判で、セウォル号の復原力が弱かったという内容と共に、普段も商船が不十分だったという主張が提起された。
セウォル号船長ら船員に対する控訴審裁判結審公判で、セウォル号の復原力が弱かったという内容と共に、普段も商船が不十分だったという主張が提起された。
セウォル号・イ・ジュンソク船長ら船員に対する控訴審裁判結審公判で、セウォル号の復原力が弱かったという内容と共に、普段も商船が不十分だったという主張が提起された。

 光州(クァンジュ)高裁第5刑事部(部長判事:ソ・ギョンファン)は7日午前10時、殺人などの容疑で起訴されたセウォル号イ・ジュンソク船長と船員ら15人、清海鎮(チョンヘジン)海運キム・ハンシク代表に対する結審公判を進めた。

 この日裁判で検察は、1等航海士カン某被告に予備的罪名(特貨幣法上逃走船舶)を付け加え、控訴状を変更した。また、檀園高等学校の生存者が昨年4月16日午前9時42分ごろに撮影した動画を再生した。検察はこの動画を通じて、当時、避難命令がなかったと明かした。続いて、操舵手チョ某被告、3等航海士パク某被告に対する被告人尋問が続いた。

 チョ被告は尋問に「3等航海士の指示を受けて進めたが、操舵機がまともに作動しなかった。商船が普段も不十分だった」と述べた。また、避難訓練などを受けたことがあるか、という質問には「教育期間に受けたことはあるが、このような事故訓練は受けたことがない」と話した。

 続いて3等航海士パク某被告は「船が左にひどく傾き、これに対し船長に報告をするために電話をしたが、連絡が取れなかった」と明かした。また、「セウォル号の復原力が弱いという話を聞いたことがある。復原力が悪く、一度傾いたら大変なことになるが、運航しながら問題があったと感じたことはなかった」と述べた。

 控訴審の判決宣告は来る28日に予定されている。

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