光州地方検察庁に移送されるイ被告=7日、光州(聯合ニュース)
光州地方検察庁に移送されるイ被告=7日、光州(聯合ニュース)
【光州聯合ニュース】韓国旅客船セウォル号の沈没事故で、乗客を救助せずに船を脱出したとして殺人罪などに問われた船長のイ・ジュンソク被告(69)ら乗組員15人の控訴審が7日、光州高裁で行われ、検察側はイ被告に対し一審と同じく死刑を求刑した。 検察は一審でイ被告に死刑を、同じく殺人罪などで起訴された1等機関士、2等機関士、機関長には無期懲役を、残り11人には懲役15~30年をそれぞれ求刑した。イ被告は一審判決で殺人罪などについては無罪とされ、懲役36年を言い渡された。 検察はイ被告について、「船内での移動が可能で、操舵室内の放送設備、電話機、非常ベル、無線機などで退船準備や命令をすることができた」と指摘。「乗客が退船しろという一言を切実に待っていたにもかかわらず、何の措置をしなかった」と強調した。 また「追加措置を求める乗務員の無線の要請に応じず、自分たちは海洋警察の警備艇が到着するとすぐに脱出し、乗客救助を海洋警察に要請することもしなかった」とした上で、「(当然すべきことをしなかった)船長らの不作為は殺人の実行と同様とみなさなければならない」と主張した。 控訴審の判決は28日に言い渡される。  yugiri@yna.co.kr
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