ボコバ事務局長(右)に信任状を提出する李大使=(聯合ニュース)
ボコバ事務局長(右)に信任状を提出する李大使=(聯合ニュース)
【パリ聯合ニュース】国連教育科学文化機関(ユネスコ)韓国政府代表部の李炳鉉(イ・ビョンヒョン)大使が28日(現地時間)、ユネスコのボコバ事務局長に対し、日本が植民地支配時代に朝鮮人を強制徴用した施設のユネスコ世界遺産登録を目指していることに懸念を表明した。 就任したばかりの李大使はこの日、パリにあるユネスコ本部でボコバ事務局長に信任状を提出した後、「日本の強制占領期に韓国人が強制動員された日本内の施設が、痛みを伴う歴史への謝罪や反省なく世界文化遺産への登録を推進しており、憂慮される」と述べた。その上で、この問題に対しユネスコが建設的な役割を担うよう求めた。 ボコバ事務局長は「ユネスコ世界遺産が国家と国民を分裂させず統合させる役割を果たすことを期待している」と答えた。また、「韓国と日本は対話を通じ解決策を見いだすよう努力してほしい」と述べた。 李大使は6月末から開かれる世界遺産委員会で、一部が朝鮮人強制徴用の現場となった「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」が世界遺産に登録されることを阻止する任務を担っている。 mgk1202@yna.co.kr
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