【ソウル聯合ニュース】韓国関税庁の仁川空港税関は7日、1~3月に摘発した薬物の密輸が69件の計約3.6トンに上ったと発表した。末端価格は46億ウォン(約5億900万円)。 前年同期の5.4キロ、2億4000万ウォンから大きく増えた。関税庁関係者によると、摘発量は過去最大だという。 最も摘発量が多かったのは幻覚性植物の「カート」だった。約3.6トン(末端価格22億ウォン)のカートを「ヘナタトゥー」の原料である植物ヘナに見せかけ輸入貨物として韓国に持ち込もうとしたエチオピア人と米国人の2人を摘発した。米国に密輸する計画だったという。 また、大麻が2177グラム(10件)、合成大麻など新種の薬物が1940グラム(23件)、メタンフェタミンが743グラム(11件)、大麻種子が481粒(24件)と、全般的に密輸が増えた。 密輸方法をみると、国際宅配便が3030グラム(22件)、国際郵便が2312グラム(46件)だった。税関関係者は「ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の発達で個人間の薬物の密売が容易になり、国際宅配便などで個人貨物として薬物を受け取るケースが増えた」と説明した。 メタンフェタミンは主に中国とフィリピンから、大麻と大麻種子は北米と欧州から持ち込まれた。新種の麻薬はウクライナやオランダのほか、北米やインド、タイ、中国、日本から密輸するケースが多い。 mgk1202@yna.co.kr
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