【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は14日、北朝鮮地域出身の市民らでつくる団体の代表らと会談し、「国際社会が北の劣悪な人権状況の改善を促しているが、(北朝鮮は)居直ったように反発しており、離散家族の痛みが本当に大きいにもかかわらず、われわれの対話の提案まで拒否していて残念だ」と話した。 また、「北は最近、核開発と経済発展を並行して進めるという実現不可能な目標を掲げ、朝鮮半島と国際社会の平和に大きな脅威となっている」と指摘。その上で、「数日前には潜水艦からミサイル(SLBM)を発射し、軍事的緊張を高めている」と批判した。 さらに、「これまで政府は北を正しい変化の道に導くために努力しており、南北の住民の民族同質性を回復させるため、交流と協力を拡大することにも努力してきた」と説明。「今後も政府は忍耐心を持ち、北が正しい道を進むように導きながら、朝鮮半島の平和統一時代を開くため、できる努力をすべて行う」と強調した。 朴大統領が北朝鮮地域出身者らとの懇談会を主宰したのは、大統領就任後初めて。2013年には大統領秘書室長主宰で行われ、昨年はセウォル号沈没事故の影響を受け、開催されなかった。  yugiri@yna.co.kr
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