韓国で4人目の中東呼吸器症候群(MERS/マーズ)患者が発生し、韓国保健当局の検疫システムを懸念する声が殺到している。(提供:news1)
韓国で4人目の中東呼吸器症候群(MERS/マーズ)患者が発生し、韓国保健当局の検疫システムを懸念する声が殺到している。(提供:news1)
韓国で4人目の中東呼吸器症候群(MERS/マーズ)患者が発生し、韓国保健当局の検疫システムを懸念する声が殺到している。

 4人目のMERS患者が去る20日に発熱を訴え、自発的に遺伝子検査を要求したが、保健当局は対象ではないという理由で戻したためだ。結果的に保健当局の誤った判断であるわけだ。

 疾病管理本部によると3番目のMERSの70代患者を看病していた40代の娘キム某氏が自己隔離状態で観察中だった去る25日午前11時30分、保健所の訪問調査で38.2度の発熱が確認されたという。

 キム氏はその後、国指定の隔離病棟に緊急搬送後、検査を受けており、26日午前0時29分ごろ最終的に陽性判定が出た。これにより韓国国内初のMERS患者に続く2次感染者は3人に増えた。

 MERS4人目の患者であるキム氏は自発的に検査と隔離を要求したが受け入れてもらえなかったという点で保健当局の不誠実な検疫問題が避けられない見通しだ。

 保健当局がマニュアルを根拠に4人目の患者をきちんと管理しなかった間に、追加の感染者が発生する危険性が高くなったものである。

 4人目の患者を事実上、放置したという批判について疾病管理本部は「キム氏は20日当時、検査・隔離対象者ではなかった」とし「症状がなく、遺伝子検査でも確認できない状態だった」と解明した。

 続けて「検査対象者は体温が38度以上の発熱や急性呼吸器症状が見られなければならない」とした上で、「キム氏は当時そうではなかった」と付け加えた。



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