今回、中国で陽性判定を受けた韓国での10人目となるMERS患者は、最初の患者と去る16日にB病院の2人部屋に4時間一緒にいて感染した国内3人目の76歳男性患者の40代の息子であり、4人目の患者の弟だ。
部品会社の営業職に従事するこの男性は、去る16日に父親が入院したB病院を訪れ、同じ病室で4時間ほど過ごした。
以後、19日に発熱症状があらわれ、22日にある医療機関を訪れたが、家族にMERS患者が発生した事実を知らせなかった。25日の2度目の診療では妻が同行し、父親がMERS患者であることを明かし、医師は中国行きを自粛するよう促した。しかし、この男性はこれを受け入れず、26日に香港経由で中国に入国した。その後28日深夜、高熱などを訴え、恵州市人民病院に隔離された。
MERS患者が二桁にのぼる国家は韓国が唯一だ。今後、さらに自国のMERS患者を海外に送り出したという国際的批判と共に、検疫体系の深刻な欠陥に対する批判があふれるものと見られる。
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