【ソウル聯合ニュース】中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスは高齢者が感染しやすいとされるが、韓国で4日までに感染が確認された患者35人は、40代が10人で最も多いことが分かった。50代と70代が各7人、60代が5人、30代が4人で、20代も2人いる。 感染者の平均年齢は54歳だった。欧州当局が発表した世界のMERSコロナウイルス患者の平均年齢(47.5歳)を上回る。 35人のうち29人は、最初の患者から感染したとみられる2次感染者だ。27人は最初の患者が訪れた二つ目の医療機関で感染した。最初の患者が一番初めに訪れた医療機関と三つ目の医療機関でも医療スタッフが各1人感染した。 2次感染者を介した3次感染者は5人となっている。このうち4人は2次感染者と同じ病室を使っていた患者で、残り1人は2次感染者と同じ場所にいた医療スタッフだ。 入院中に感染した人は17人、患者の看病や見舞いに行き感染した人は12人と集計された。患者と接触して感染した医療スタッフは5人で、このうち4人は最初の患者と、1人は2次感染の患者と接触した。 最初の患者とその妻のほか、別の1組が夫婦そろって感染した。また、見舞いで病院を訪ねた1時間足らずの間に感染したケースもある。 全体の35人のうち、70代の男性と50代の女性2人が死亡した。死亡率は5.7%。 患者のうち3人は退院ができる程度まで状態が改善している。一方で、3人の患者の容態が不安定だという。 ウイルスにさらされてから感染が疑われる症状が出るまでの潜伏期間は6.5日となっている。 mgk1202@yna.co.kr
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