国防部関係者は、「MERS感染者は1名で、感染者との密接接触者は10名」とし、「残り154名は予防観察対象者としている」と明らかにした。
国防部は密接接触者を9名としていたが、MERS感染者と接触した海軍女性下士の交際相手の軍人も密接接触者として新たに追加した。
軍は今回のMERS事態に関して170名を入院もしくは隔離措置をとり、そのうち6名は民間人だと発表した。
しかし軍当局が適用したMERS感染の疑い基準が、保健当局の基準よりもはるかに幻覚だという判断により、MERS感染の疑いがある者と密接接触者を単純に区分したという。
関係者は「MERSコロナウイルスの流入を遮断するため、先制的な対応をする中で隔離者が多くなった」とし、「まるで隔離された人たちが感染者になったように見えてしまう側面がある」と述べた。
ただ軍当局は現在の隔離措置は必要な時まで継続維持する方針である。
軍当局が医学的所見をもとにMERS感染の疑いについて「感染者」、「疑いのある者」、「密接接触者」、「予防観察対象者」の4つに分類した。
「感染者」は、診断検査を通じてMERS感染が確認された京畿道(キョンギド)・烏山(オサン)空軍基地所属の曹長1名。
「疑いのある者」は、発熱または呼吸器に症状があり、MERS感染者と密接に接触したり、症状が現れる前の14日以内に中東地域を訪問したりした人が該当するが、これまで軍内では疑いのある者に分類された人はいない。
「密接接触者」はマスクなど適切な個人保護装備を着用せずに感染者と2m以内で一緒にいたり、同じ部屋にいたりした人である。また感染者の呼吸器からの分泌物や接触した人も密接接触者に該当する。
軍内で密接接触者に分類された10名は、空軍のA曹長を病院に搬送した際に一緒に車に乗っていた2名と、A曹長を見舞いに訪れた空軍の将兵6名、海軍所属の女性下士と、その交際相手の軍人が該当している。全てMERSの検査を受けていると伝えられている。
残り154名は、可能性は低いが感染の心配があるため、自宅や部隊の生活館に隔離している。
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