しかし、MERSにより合併症が残っており、医療院側も「完治」とは表現しないまま、緊張を緩めていない。以前、ドイツで完治後に退院した患者が死亡した事例が報告されている。
この最初の患者は先月20日に陽性判定を受け、同医療院で治療を受けてきた。
この患者は治療中、ウイルスによる肺炎が細菌性肺炎に変わり、現在も肺炎の症状は残っている。ただし6月8日、11日、15日、18日、23日に検体検査をおこない、すべてMERS遺伝子結果が陰性であったことから、ウイルス自体からは完治した状態だ。
6月10日以降、熱が下がり、27日に人工呼吸器を外した。医療院側は29日に陰圧室から一般病室に移す方針だ。
しかし、人工呼吸器を長い期間、装着していたため、筋力が弱りリハビリ治療が必要とのことだ。床擦れも発生し、継続治療がおこなわれている。
チョ・ジュンソン主治医(呼吸器内科)は「ウイルスがいなくなったのは確かだが、合併症に対して集中治療している。退院まですべての管理を徹底する」と述べた。
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