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22日、ソウル市内にある国会議員会館で「MERS事態から見る病院介護問題、このままにはできない」とのテーマで開かれた討論会にて、参加者たちはこのように指摘した。
イ・サンユン健康と代替研究委員は「今回のMERS事態を通して確認された点と同様に、病院感染経路の内の一つは、患者と介護者、医療関係者の間での相互感染」とし、「効果的な感染管理のためには、病室に介護者や非公式な人力が駐在してはいけない」と述べた。
同委員は「韓国における病棟の看護師一人が担当する患者数は、経済協力開発機構(OECD)国家の平均に比べて3~4倍、最大20人にのぼる」とし、「非公式人力である介護者と一般人である保護者が看護業務に付き添い、これにより感染発生のリスクはより高まる」と指摘した。
チョ・ソンヒョン ソウル大看護大学教授も「保健福祉部の発表によると、MERS感染者186人の中で、患者家族と見舞いに訪れた知人が35%にのぼる」とし、効果的な病院感染管理のためには、非公式な(医療関係者ではない)介護者・保護者が病室に駐在する「文化」を変える必要がある、と提案した。
チョ教授は「看護人力の不足により、患者が看護師から直接看護を受ける時間は、1日で1時間にも満たない」とし、「保護者や介護者が駐在しなければ、患者の看護が不可能となる構図を改善すべき」と強調した。
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