チョン・インジ の最新ニュースまとめ
USオープンを制したチョン・インジが今週、またひとつの大記録に挑戦する。
23日に開幕する韓国女子プロゴルフ（KLPGA）ツアーシーズン2度目のメジャー大会「ハイト眞露チャンピオンシップ」にチョン・インジが出場する。
同大会でチョン・インジが優勝すると、ワンシーズンに韓・米・日ツアーのメジャー大会を全制覇することになる。チョン・インジは去る5月、日本女子プロゴルフ（JLPGA）ツアーサロンパスカップ、先週おこなわれた米国女子プロゴルフ(LPGA）ツアーUS女子オープンを制覇中だ。
実は、コンディション面でいえば、最良ではない。チョン・インジは先週、US女子オープンで優勝した後、現地で多くのインタビューに応じ、14日に韓国へ帰国してからも多忙なスケジュールを消化している。韓国に戻った後、2日後に出場したBMWレディースチャンピオンシップの途中、脱力で棄権したのは、ある意味”当然の”結果ともいえる。
チョン・インジは「時差に適応する間もなく、大会に出場した。初日には手足が痙攣し、2日目には目が開かなかった。3日目はめまいがして、食べることもできなかった。最終ラウンドを目前にして結局、試合を放棄した」と説明した。
今大会が終了してからも、強行軍は続く。チョン・インジは30日、英国スコットランドで開幕するLPGAツアーシーズン4度目のメジャー大会であるリコーブリティッシュオープンに出場。2週間で地球半周することになり、容易ではない日程だ。
このような過酷スケジュールが続いていても、チョン・インジは楽しむことを忘れていない。彼女は「USオープンも初出場で、ブリティッシュオープンも初めて出場する。いまは経験を積む時期であり、すべてが新鮮で楽しい」とし、「いまも、ブリティッシュオープンがどのようなコースなのか、そこに行けばどのような気分になるか、楽しみで仕方ない。肉体的にはつらいが、楽しみがたくさんあって、うれしい」と笑顔をみせた。
チョン・インジは現在、高麗大学社会体育学科に在学中だ。昨年までは、学業を並行するのに大きな支障はなかったが、今シーズンは米国と日本を行き来しており、授業は欠席が続いている。
これについてチョン・インジは「大学3年の1学期を終える時期だが、今学期の学点（成績）は悪かった」とし、「2学期には勉強を頑張りたいが、事実上、容易ではないだろう」と語った。また「運動がうまくいかないとき、勉強を通してストレスを発散していた。学校の友人もたくさんできた」とし、「米国に行ったら、ほとんど学生生活とは無縁になってしまいそうで、その点は残念。でも、できる限りインターネットで講義を聞いて、課題もこなしたい」と覚悟を明かした。
「”プロゴルファー”ではあるが、ゴルフと同様に、ゴルフ以外の人生も重要だと考えている」と話すチョン・インジ。それは、楽しく運動するためのことで、結局はゴルフに繋がっている。
「長くツアー生活を送りたい、という目標がある」と話すチョン・インジは、「そうするためには、ゴルフ以外の人生もとても大切。楽しい人生が続けば、いつでも楽しく試合に臨むことができ、楽しい気持ちで試合をすることができる。そうすることで、結果もついてくるだろう」とし、やはり彼女特有の明るい笑顔で言葉を締めくくった。
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