【ソウル聯合ニュース】韓国ロッテグループ傘下、ロッテ百貨店の李元濬(イ・ウォンジュン)社長は31日、記者団に対し、今月7日にグループ創業者の辛格浩(シン・ギョクホ、日本名:重光武雄)氏に中国内での百貨店事業について説明し、現在は赤字を計上しているものの徐々に改善していると報告したと明らかにした。格浩氏の次男である辛東彬(シン・ドンビン、日本名:重光昭夫)ロッテホールディングス(HD、本社・東京)副会長(韓国ロッテグループ会長)も同席したという。 李社長は、格浩氏が東彬氏を同席させた上で報告を受けたのは中国事業を懸念していたためで、格浩氏は中国事業の業績不振を知っていたと説明した。 格浩氏は今月初め、中国事業の赤字をめぐり東彬氏を叱責(しっせき)したとされる。それを受けて報告が行われたものとみられる。 1月にロッテHD副会長を解任された格浩氏の長男、辛東主(シン・ドンジュ、日本名:重光宏之)氏は今月27日に格浩氏と共に東彬氏の解任を言い渡した理由について、日本経済新聞のインタビューに対し、東彬氏が格浩氏に中国事業の報告を怠ったことを挙げていた。 これに対し韓国ロッテグループは、中国事業の報告漏れは事実ではないとの反論を発表した。 李社長はまた、ロッテグループが中国事業で1兆ウォン(約1060億円)の赤字を計上したとの一部報道を全面的に否定した上で、「(中国に)百貨店進出した2011年から14年までの累計赤字は1600億ウォン程度で、徐々に改善している」と強調した。 ikasumi@yna.co.kr
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