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朴大統領の中国戦勝式典出席 事前に米国と協議
【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が来月3日に行われる中国の抗日戦勝記念式典への出席を決めたことについて、韓国政府が米国側と外交ルートを通じて緊密な協議をしていたことが20日、分かった。 政府当局者は聯合ニュースの取材に対し、「米側と事前に完全に、十分に意見交換した」とした上で、「われわれの立場や考慮すべき事項などを十分に話し、米側も十分に理解した」と説明した。 別の当局者も「米国とは同盟関係にあるため、ほとんどすべての事案について、常に対話をしている」とした上で、「今回も米側と緊密に意思疎通した」と伝えた。 その一方で同当局者は「われわれの意向により決定する事項であり、米国の理解を求めてするような問題ではない」と強調。米側の了解を得たのではなく、韓米間で意思疎通を図ったことを強調した。 また朴大統領が記念式典の軍事パレードを観覧するかについては「われわれが考慮する要因が何なのか、米国は分かっており、それを理解している」と説明した。 朴大統領が中国の戦勝記念式典に出席することについて韓国政府が米側と緊密な協議を行ったのは、同盟関係にある米国に対する配慮のほか、米国に「中国寄り」と判断される懸念を事前に払拭(ふっしょく)するためとみられる。 米政府は朴大統領が軍事パレードを観覧することについて、韓国が決定する事項との立場を公式に明らかにしているが、米国では観覧すべきではないとの声が挙がっている。 韓国政府が朴大統領の訪中計画を発表する一方で軍事パレードの観覧については検討中としたのは、米国内のこのような雰囲気を考慮したためとみられる。 yugiri@yna.co.kr