【ソウル聯合ニュース】韓米の定例合同軍事演習「乙支フリーダムガーディアン」(UFG)が28日、終了する。 韓国軍関係者は同日、「演習はきょう、予定通り終わる」とした。実質的な軍事演習は前日に終わっており、最終日は演習に対する評価が行われる。 合同軍事演習は17日に始まり、ほぼ平年並みとなる韓国軍約5万人と米軍約3万人が参加した。UFGは朝鮮半島の安全保障と韓米の連合防衛体制の維持を目的とする防衛的な指揮所演習で、主にコンピューター・シミュレーションで実施された。 今回の演習は北朝鮮軍の挑発で朝鮮半島の軍事的緊張が高まったこともあり、例年以上の緊張感の中で行われたもようだ。韓国軍関係者は「北の軍の動向をリアルタイムで注視しながら、これと連携して演習を実施した」と説明した。北朝鮮による20日の韓国領砲撃直後には、韓米両軍は対北朝鮮対応で協調するために演習を一時中断している。 25日に南北高官協議が合意に達すると軍事的緊張は緩和に向かったが、まだ演習期間中だったため平時よりは高い緊張状態となっていた。演習終了により、最前線の態勢も平時の水準に戻るとみられる。 北朝鮮軍は平時より高い警戒水準を維持しながらも、南北合意に基づき射撃準備態勢を整えていた砲火力を原状に戻すなど、特別警戒態勢の命令を解除したようだ。高官協議の間、基地を離れていた北朝鮮の潜水艦も、その多くが基地に帰還したと把握されている。 韓国軍も北朝鮮軍の動向を注視しながら、段階的に警戒態勢を引き下げている。 韓米合同軍事演習の終了に伴い、南北合意に基づく当局者会談と多方面の対話・交渉に弾みがつくと期待される。 mgk1202@yna.co.kr
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