この日、米韓首脳会談で採択された「米韓関係の現況共同説明書」によると、韓国政府は米韓間のFTA(自由貿易協定)に対する履行を評価しながら、TPPの加入意志を伝えて米側から歓迎されたという。
また「最近、妥結されたTPP交渉はアジア・太平洋地域の経済パートナーシップ強化という価値を強調している」とし、「米はTPPに対する韓国の関心を歓迎することを再確認した」と明らかにしている。
さらに「韓国は米韓FTAですでに高い水準の規範を多く導入した。米韓はTPPと具体的な関心事項に対する建設的な合意を持ち寄り、このような合意を深めていくことを期待している」とした。
米韓はまた、PAGE(グローバル企業家精神大使)イニシアチブを通じて創造経済パートナーシップを拡大する一方、両国の革新企業家間の関係増進と地域及びグローバル経済イシューについて積極的な対応をするため、今年中に韓国外交部と米国務部の「米韓高位級経済協議会」を開催することに合意した。
○米韓、国連のウクライナへの人道的対応支援…韓国大統領府・米ホワイトハウスのサイバー安保チャンネルの構築
グローバル安保協力に関して米韓は、ウクライナの領土保全とミンスク合意の完全で迅速な履行に対する強い支持を表明し、ウクライナの最悪な状況下にいる数百万人の市民を対象にした国連の人道的対応計画を支援することにした。
また朴大統領が先月26日に国連開発首脳会議演説で言及した「少女たちのよりよい人生」の構想と、米の「少女たちに教育を」構想間の協力を増進することに合意した。
このため、米韓サイバー政策協議会、国防部間のサイバー協力作業班などこれまでの協力体系を強化することを決定した。また、両国の緊密で包括的なサイバー協力をより強化し、補完するために、大統領府とホワイトハウス間のサイバー調整チャンネルを樹立することに合意した。
○米韓、気候変化への強力対応…韓国、来年「第2次米韓宇宙協力会議」開催を希望
気候の変化への対応に関しては、グローバル安保及び経済発展の最大脅威要因の一つである気候変化に対応するために野心に満ちた言動を取るという決議を明らかにし、パリで開催されたCOP21(国連気候変動枠組条約第21回 締約国会議)で野心的で長期的な気候変化合意を導くために他の国々と協力していくことにした。
またHFCs(異性加糖)が地球温暖化に重大な影響を及ぼすという認識のもと、両国はHFCs生産と消費を段階的に縮小していくことにし、近い将来にモントリオール議定書改定を達成できるよう協力していく一方で、適正価格のHFC代替フロンに対するアクセシビリティを改善するために協力する意志を固めた。
米韓の宇宙協力に関して、民間宇宙協力分野におけるパートナーシップ増進のために努力していくことにし、「空港協力及び民間・平和的目的の大気圏と外気圏の探査及び利用に関する基本協定」を可能な限り早い時期に締結する意志を見せた。同時に韓国は2016年に第2回米韓宇宙協力会議を開催することを期待すると明らかにした。
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