＜ロッテお家騒動＞創業者・武雄氏の”認知と判断力”に再び関心集中

韓国ロッテグループ創業者である重光武雄氏（韓国名:辛格浩/シン・ギョクホ、93）の高齢に伴う判断力の低下が報じられる中、武雄氏の「認知と判断力」に再び関心が集中している。

　長男・宏之氏（韓国名:辛東主/シン・ドンジュ、61）側は、このような理由は不当だとして、ロッテホールディングスを相手に解任無効訴訟を提起し、武雄氏の健康状態は日本の法廷が判断する可能性が高まった。

　韓国国内でも、ロッテショッピングの会計帳簿閲覧謄写仮処分申請訴訟を提起、さらに中国事業の赤字虚偽報告の真偽を含め、武雄氏の認知、判断力など健康状態をめぐって、し烈な法廷攻防が予想される。

　武雄氏の健康診断に関して、ソウル大学病院の関係者は「当初、健康診断をおこなおうとしたが、脈拍チェック後、武雄氏が血液検査を拒否したため、中断せざるを得なかった」とし、「1時間半ほど滞在した後、病院を後にした」と説明した。

　また、オ・ビョンヒソウル大学病院長が武雄氏へ「お元気ですね」と話したとされる報道については「医師としての所見ではなく、昔からよく知っている間柄であるため、”あいさつ”同様に発した言葉」と明かした。