サムスン電子、半導体事業従事による疾病補償100人突破

サムスン電子に疾病補償を要請した半導体業務の被害者が100人を超えた。

　28日、サムスン電子によると、サムスン電子半導体やディスプレイ事業に従事していて患った被害者の補償申請が100人を超えたという。先月18日に受付を開始したサムスン電子は、先月21日に第1次として30人に補償金を支給した。

　最近、サムスン電子が「補償対象者に補償についての内容を秘密にしなければ、受領した金額を返還しなければならない」という内容を強要したという騒動があった。しかし先に補償金を受け取った30人の被害者が提出した確認書にはそのような内容はなかったという。

　サムスン電子はことし12月31日までホームページや電話、メールなどで補償申請を受け付ける。年内に補償過程を整え、再発防止のための活動に突入する予定。

　サムスン電子はことし中に半導体ラインにどのような問題があったのか点検するため、総合診断機構を構成する計画である。診断を実施した後には雇用労働部の支援下に「保健管理責任団（仮称）」を構成し、定期的に政府の点検を受けるシステムを構築する予定である。SKハイニクスが社内事故後に実施している制度と似たようなものになると見られる。

　今回の補償は「サムスン電子半導体事業での白血病等の疾患発病に関する問題解決のための調停委員会」がことし7月23日に提示した調停勧告案に従って実施されている。